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樹木の病気:黒星病と赤星病 症状と予防、対策


黒星病(黒点病)

 

黒星病の症状

カビの一種で、黒点病とも呼ばれます。湿度が高くなる梅雨や秋雨の時期に、濡れた土壌に菌が繁殖し、胞子が風に運ばれて植物に付着し、病気が発生します。まず葉や枝に黒褐色の斑点ができ、病気が進むと葉が黄色く枯れて落ち、樹木全体が衰えます。さらに悪化すると、葉がすべて落ちて樹木は枯れます。

 

発生しやすい樹木

特にバラ科の植物に多く見られ、バラが枯れてしまう原因のトップになる病気です。そのほかにも、キュウリやカボチャ、イチゴ、ミカン、リンゴ、ナシ、モモなどの果樹もかかりやすい樹木です。

 

黒星病の予防と対処法

黒星病はカビ菌なので、濡れた地面や落ち葉、ごみの溜まりなどに湿気がたまり、カビ菌が発生し、胞子が風に乗って植物に付着し、被害が広がっていきます。これを予防するには、梅雨や秋雨時期の前には枝葉を剪定をし、風通し良く湿気がこもらないようにしておくことが大切です。

枝葉に黒星病を見つけたら、すぐに切り取ってください。その取り除いた葉を庭に捨ててしまうと、胞子が飛び散り被害が拡大しますので、すぐに袋に閉じ込めて捨てるか、焼却してください。

広範囲に広がっている場合は、薬剤散布が効果的です。ダニコール、サプロール、オルトラン、サボロン、ベニカソフト等があります。黒星病は一度かかるとその土壌に菌が繁殖してしまうため、毎年かかってしまうことが多く、完全に根絶するのは難しくなってきます。こういった薬剤を有効な時期に使用し、計画的で適正な方法で防除する事が大切になってきます。

 

土壌を強くして菌の繁殖を防ぐ方法

黒星病やうどんこ病は菌です。土壌に菌が繁殖してしまうとあっという間に感染してしまい、薬剤をまいても土壌から完全に菌をなくすることは難しいため、まず土壌に病原菌に対抗できる善玉菌を育成する、という方法もあります。人間の腸内と同じですね。

● 低農薬栽培の米ぬか + 木酢液

米ぬかにはたくさんの栄養素と善玉菌が含まれています。米屋などで購入した低農薬栽培の米ぬかを、植物の周りや地面に撒き、軽く表面の土と混ぜます。また、葉にも米ぬかを少量振りかけておきます。米ぬかは自然に土に還り目立たなくなります。

その後、木酢液を土壌分解用の希釈濃度(商品の表記参考)に薄めて撒きます。木酢液は善玉菌の増殖作用と、米ぬかの匂いに集まる鳥や虫などを避ける効果があります。

 


 

赤星病

 

 

 

赤星病の症状

サビ病の一種で、葉の表面にオレンジ色の斑点が現れ、その斑点が徐々に茶褐色になり大きくなっていきます。さらに葉の裏側には毛が突起したような赤い星状の病斑が出来ます。そこから胞子を飛ばして他の木にも感染し、感染した葉は斑点から次第に腐り、枯れていきます。春から初夏の温かい季節に発生しやすくなります。

 

発生しやすい樹木
ナシ、カリン、リンゴ、ボケ、シャリンバイ、カイドウ、カイツカイブキ等のビャクシン類

 

赤星病の対処方法

赤星病にかかったら、初期(オレンジ色の斑点がまだ小さい時)なら薬剤散布で駆除できます。
薬剤は、ジマンダイセン、マンネブタイセン、サプロール、オーソサイド水和剤等があります。ただ、ナシやリンゴなどの食用の果樹に使うときは、人体に害がないものを確かめてから散布してください。

斑点がオレンジ色から茶褐色に変化し、病気が進んでしまったら、薬剤ではなく葉を取り除くしかありません。取り除いた葉を庭に捨ててしまうと、胞子が飛び散り被害が拡大しますので、すぐに袋に閉じ込めて捨てるか、焼却してください。

 

赤星病の予防

赤星病の病原菌は、胞子によって2つの植物を行き来して寄生する「異種寄生菌」で、カイヅカイブキなどのビャクシン類を中間宿主にして冬を越します。そのためビャクシン類を植えないことが予防になります。ただ、自分に庭に植えなくても赤星病の胞子は風に乗って1km以上も移動するため、どこかから飛来してきた胞子によって感染することが少なくありません。そのため、リンゴやナシ、ボケなど感染しやすい樹木がある場合は、飛散時期の3月~5月には、サンケイエムダイファー水和剤などの薬剤を散布しておくのも予防になります。

また、風通しや日当たりが悪く湿気がこもる環境が菌を繁殖させるので、枝葉を剪定し、風通しのよい状態を維持しましょう。

 

 

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