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フジ・エクステリア

第23話「 歩道の切り下げについて 」

設計部のスガノです。

注文住宅やリフォームで駐車場の位置を変更したりする場合、道路から乗り入れする場所に歩道があり縁石と道路に段差があり車の出し入れが出来ないという事があります。

そのような場合は歩道の切り下げ工事が必要になります。

市道なら市、県道・国道なら県に申請し承認を受けてからの工事になります。通常承認が出るまでに2~3週間掛かります。

費用は施主様負担になり、自費で作ったものですが完成後は道路管理者へ引き継がれます。

車両の出入口は道路に出入りする必要のある場所又は施設ごとに原則として1ヶ所で幅は4mと定められていますが、各自治体で異なります。

切り下げ工事が禁止されている場所もあります。

・横断歩道の中及び前後5m以内の部分。

・地下道、地下鉄の出入口及び横断歩道橋の昇降路から前後5m以内の部分。

・バス停車帯の部分。

・道路の縦断勾配が 10 %以上ある路面に接する箇所。

・交差点(総幅員 7 m以上の道路の交差する交差点をいう。)及び交差点の停止線(停止線のない場合は側端又は道路の曲がり角)から 5m以内の部分。ただしT字交差点の突き当たりの部分を除く。

 

等々他にも歩道幅の広さや条件により細かいルールがあります。

歩道の切り下げ工事は道路法・各自治体によって決められているので確認が必要になり、また定められた施工基準がありそれに基づいた施工が必要になります。

車椅子使用の方や視覚障害のある方への配慮も必要となり、切り下げ予定場所に電柱があれば移設、樹木がある場合は移植や伐採が必要になります。