梅雨の害虫記事の一覧です
ガーデニングの梅雨対策 害虫・病気予防
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梅雨の害虫・病気予防対策
梅雨時期は、植物達はたっぷり水を貰って潤いますが、害虫や病気も活動期に入ります。虫が苦手な人にとっては、来てしまった虫を駆除する作業は精神的なダメージも大きいでしょう。そうならないためにも、事前にしっかり予防しておきましょう。
水たまり、泥たまりを作らない
わずかな水たまりや泥溜まりも、梅雨の高温多湿な環境では虫、菌、病気の発生源になります。植物が集まっている場所や落ち葉溜まり、植木鉢やプランター、ガーデニング道具周辺等、溜まりやすい場所はこまめに掃除して、乾燥した環境作りを心掛けましょう。
また、長雨が続くと地面に水がたまり続ける状態になりますので、スコップなどで溝を掘り、うまく排水を誘導できる道を作るのも有効です。
多湿、蒸れに注意
日陰・湿気・蒸れは害虫には好環境。夏は植物が旺盛に成長して嬉しいですが、隙間が少なくぎっしりと茂りすぎると風が通らなくなり、湿気が溜まり蒸れ状態が発生します。きれいに育っている葉っぱを切るのは気が引けることもありますが、梅雨時期にはしっかりと剪定し、風通しを良くしましょう。
植木鉢やプランターの下は空間を作る
プランターや植木鉢は、地面に直置きはせず プランター台やスタンド、レンガ等 を使って、鉢底が浮いている状態にしておきましょう。隣の鉢とも間隔を空けて並べ、下にも横にも風がすっきりと通り抜けて湿気が溜まらない環境を作りましょう。
鉢植えやプランターは 雨を避けられる場所に移動させる
花弁は長雨や強い雨に打たれると痛みやすくなります。また、鉢の中の水分量が多すぎると根腐れを起こして枯れる原因にもなるので、梅雨時期だけは移動できるものは移動させておきましょう。
ナメクジ・カタツムリ 対策
梅雨の害虫の代表、ナメクジとカタツムリ。非常に食欲旺盛で、葉、花弁、野菜全般、苔、多肉植物、サボテンなどをどんどん食べていきます。
ナメクジは、夜行性で日中は鉢の底などにいて夜になると出てきて活動します。冬に地中に透明のビーズのような卵を産み、梅雨時期に地上に出てきます。年に約2回、1回で50個ほど産卵する非常に強い繁殖力を持つため、1匹でも見つけたらすぐに割りばしなどでつまみ、熱湯をかけて駆除するのがベストです。ナメクジには塩をかけるというイメージがありますが、塩分は土に残り土壌に大きなダメージを与え植物が育たなくなるため、土がある所では撒かない方が良いです。
ナメクジはビジュアル的にもサイズ的にも、駆除するのは結構勇気がいる人も多いのではないでしょうか。そんな方には、事前に予防対策をすることをおすすめします。
■ オーガニック派向け 木酢駅、竹酢液スプレー
商品の説明書通りに希釈し、葉の裏表やその周辺にしっかりスプレーしてください。濃度が薄いと効果も弱まります。効果は持続性がないので毎日または二日置きくらいのペースで散布します。
■ オーガニック派向け コーヒー殻、インスタントコーヒー
コーヒーのカフェインがナメクジを遠ざけます。鉢植えやプランターの土表面に撒いておきましょう。地植えの場合は、地面が他とつながっているので残念ながら効果は薄いでしょう。
■ 予防・駆除方法:農薬を撒く
ホームセンターや園芸店では、天然物由来成分のものから駆除力の強い農薬まで様々な駆除薬が販売されています。適正に合わせてを選び、過不足なく上手に薬を使いましょう。
ネキリ虫・ヨトウ虫 対策
どちらも3~5㎝ほどの芋虫で、葉や茎を食べます。体が大きくなるぶん食べる量も多くなります。夜行性で昼間は土の中で寝ていますので、かじられた後を見つけたら、日中なら植物の周りの土を掘ってみると見つけることができます。夜は懐中電灯を照らしてみると、活動中の虫を見つけることができます。
梅雨は挿し木に最適
梅雨時期のガーデニングは病害虫は増えますが、植物が生き生きと成長し緑がよりいっそう美しい季節でもあります。また、色々な植物を挿し木で増やすのに最適な時期でもあるので、季節と上手に付き合いながらガーデニングを楽しんでみましょう。