阪神間の大型分譲地で、ガーデンリノベーション工事が完成しました。居住してみてストレスを感じた部分を一気にリノベーションさせました。
Before
使用頻度が少なく雑草も生えています。掃き出し窓から降りる為のステップもない状態でした。
After
掃き出し窓の前に 洗濯干し場のテラス を造りました。水切り金物(建物床下の通気口)の下場で納まる高さにしています。お庭へスムーズに降りれる様にステップも造りました。デザインにもこだわり、縁は300角タイルで仕上げ、コンクリートも色粉で同色系でおさめています。ちなみにタイルも柄付きと柄無しを2種類使い、表情を変えカッコよく仕上げました。
建物基礎部に直接あたる部分には、エラスタイトというスポンジみたいな材料を入れてます。(グレイ色の奴)家の大切な基礎部分なので土が直接触れないよう、慎重に工事します。ハウスメーカー様からは、弊社は『他業者』になるので、補償問題にも成りかねません。簡単な事ですが、注意をしなけなければいけない点です。
テラス屋根 は 三協アルミのレボリューD、2間×4尺です。ハウスメーカーの家の為、外壁に直付けが不可でした。(家の外壁に穴を開けたらハウスメーカー様の保証に抵触します)柱位置が手前になりますが、家の外壁に穴を開けずに設置可能な屋根 です。
家の雨樋。パイプ自体を埋めてしまい、タイルを貼った方が見た目はいいのですが・・この部分も外構屋としては、妥協してはいけない箇所です。化粧砂利で対応しました。砂利の下は土です。(雨樋に不具合が出た場合、タイルで埋めていたら弊社の責任になりメンテナンスができなくなります)
こちらは物干し屋根の雨水排水パイプです。床部に人工芝を貼ったので受けパイプを設置し近くの雨水会所に接続ました。これで大雨が降っても人工芝が水浸しにはならないです。
奥のテラスと洗濯干し場をブロックで造った オリジナルステップベンチ で繋ぎました。掃き出し窓から降りる時のステップの役目と簡単に座れるベンチを兼ねています。
キッチンから出入りできるテラス。お子様がまだ小さく、人工芝の面積を少しでも広くしたかった事もあり台形型のテラスにしました。
テラスの床は グランドコンクリート アシュラ―スレート柄・ベージュ。全面にタイルを貼るよりコスパが良く、表面は適度にザラザラ感のあるラフ仕上げ。タイル特有の 滑る心配が少ないのも特徴です。
土の水捌けがあまりよくないとの事でしたので、75mmの透水管を3列入れて排水の問題を改善しました。さらに防草シート+人工芝(ZEROターフ)を敷き詰め、いつでも緑鮮やかでお手入れの楽なお庭になりました。
担当プランナー:松岡 博孝
■プランナーコメント
R様とはあるエクステリアサイトで知り合いになりました。当初はカーポート屋根のご希望もありましたが、大型分譲地特有の決まり事でカーポート屋根はNGでした。法令順守は当然の事、ハウスメーカー様からクレームを受けない様に注意も必要です。ちょっとした部分ですがリフォーム工事では見落としがちな部分です。
完成後は皆様に喜んで頂きました。お子様が人工芝の上で寝転んではしゃいでる姿を見た時、純粋に『工事をさせて頂いて良かった』と思いました。
R様、奥様有難うございました。このお庭で新たにご家族になられるお子様とお兄ちゃんになるS君。ご家族皆様で楽しく元気に遊んで幸せな生活を送られる事を願っております。これからも末長くお付き合いの程よろしくお願いいたします。有難うございました。
HIROTAKA MATSUOKA