オープンタイプで完成されたシックでモダンな建築外観のモダンエクステリアを、クローズ外構へとリノベーションしました。
「この空間を、無理なく・無駄なく、静かに閉じたい」――その思いにお応えするべく、計画を進めてまいりました。
Before
After
建築の水平ラインを踏襲し、庭とガレージの空間に連続性を持たせるように、三協アルミ U.スタイルアゼストで全体をダイナミックに覆いました。
ガレージと連続するアプローチ空間もU.スタイルアゼストで一体的に覆っており、迫力のあるファサードに。門扉には LIXIL ABウッディ YS1型を採用し、少しナチュラルな温かみを添えています。
既存のポストは門扉の奥にあるのですが、門扉を閉めている時でも郵便物を受け取れるよう、門扉の横にEXALIVEのスマートタイプ機能門柱 モデアⅡ(スズ色)を新たに設置しました。
門扉の脇には、幾何学模様をあしらったEXALIVEのアイアンフェンス 緑の欄間を3連取り付け、LIXILのスリムFIXフェンス(ボタニカルモチーフ)で美しく隙間を繋いでいます。
ガレージのサイドにあるアプローチ部分もポリカーボネート素材(かすみ)で屋根掛けし、明るさを確保しながらプライバシー保護の役割も果たします。
ガレージは、三和シャッター工業のサンゲートR型 アルミスラットシャッターでしっかりと閉じ切り、ゲート部の仕上げには、建物と調和する平田タイル マルディムラントを使用し、統一感を持たせました。
カーポート屋根はスタンダードタイプの吊り下げ式で、屋根材には熱線遮断ポリカーボネートを採用。夏場の強い日差しもやわらげてくれます。
外周フェンスはLIXIL ABYS 1型横桟タイプ。
夜の照明です。既存の照明も活かした階段まわりは明るく幻想的な雰囲気に。各柱型にもスポットライトを配し、全体的にバランスよく明るさを確保しました。
日没後も明るく、雨風を遮る空間は様々な可能性を秘めています。
空間を「仕切る・繋ぐ」ことに意味を持たせ定義化していく事の大切さを感じ、そして何か一つの正解を導き出せた様な気がします。
全体を覆いつつも、明るく開放感のある空間に仕上がりました。干渉部分の土間の石も丁寧に敷き直し、何事もなかったかのような落ち着いた印象に。建築と外構がパズルのようにしっかりと噛み合い、後付け感のない自然な一体感が生まれています。
ダイナミックさと繊細さを兼ね備えたファサードが完成し、お施主様のご要望をしっかりと叶えたクローズ外構に生まれ変わりました。
担当プランナー:幸地 良浩
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