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フジ・エクステリア

第37話 「点字ブロックについて」

設計部の朱里です。

今回は、点字ブロックについてのお話です。

 

点字ブロックは、正式名称「視覚障害者誘導用ブッロク」といいます。

視覚障害者が足の裏の触感覚でその存在及び形状を確認できるような突起を表面につけたもので、視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設されているブロック(プレート)のことです。

 

点字ブロックの種類と特徴

点字ブロックには2種類あり、誘導ブロックと警告ブロックです。

誘導ブロックは、進行方向を示すブロックです。
これは、視覚障害者がブロックの突起を足裏あるいは白杖で確認しながら突起の方向にしたがって進むことができるように設置されており、視覚障害者がその上を安全に歩行できることが前提となります。

 

警告ブロックは、危険個所や誘導対象施設等の位置を示すブロックです。
これは、文字通り注意すべき位置を示すブロックです。階段・スロープ前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端等に設置されています。

 

誘導ブロックの設置方法

※視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)の適正な設置のためのガイドブックより-

 ・頭上及び周囲30㎝以内に障害物がない箇所に設置すること

 ・移動方向を認識しやすいこと

 ・必要な場所に誘導されていること

 ・連続性を保つこと

 ・屈曲部の角度<内角>が135度以上の場合にはその箇所に

 

警告ブロックの設置方法

 ・障害物前で立ち止まることができること<障害物の30㎝手前に設置すること>

 ・分岐点がわかりやすいこと

 ・何を警告しているのかを認識しやすいこと

 ・足裏の触感覚でブロックの位置を認識できる程度の面積があること

 

以上、このような設置方法があります。

目の不自由な人は、点字ブロックを頼りに歩行しています。そのためしっかりと設置方法を守り、安全に移動できるようにしましょう。