LIXILリフォームネット
エクステリア部門
総合ポイント賞 関西支店 第8位
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北摂の閑静な住宅地で『fusion exterior』~『和と洋を融合させたエクステリア』が完成しました。まずは全景を。
右側の母屋のお隣に 総タイル貼りの近代的 な新築住宅です。
母屋は築約100年(1世紀前) の歴史あるお家です。
隣同士に並ぶと 対称的な佇まいの外観 なので
双方に溶け合う違和感の無いエクステリアを考えて欲しいとのご依頼でした。
カーポート屋根 は 幾何学的な装いの三協アルミのMシェード です。
オーバードア のブラック に合わせて屋根部分のみ ブラック に変更し、
柱、梁はシンプルな サンシルバー を選択しました。
メンテナンスフリーの熱線遮断防汚ポリカーボネイト の
透明な解放感 が 太陽光をMAX で取り入れます。
玄関入口は2世帯の為、 LIXILのプラスG、吊り引戸 を ツイン で組みました。
右側が母屋用で左側は息子さんご夫婦用です。
インターホン、ポスト、表札 も別々に設置できる様に、
門柱となる ファンクションユニット も2台設置しています。
吊り引戸 の上部はオーバードアの横ラインに合わせ、
デザイナーズパーツ で 水平ライン を。
『和』の飾り格子 を 右肩上がり をイメージした高さで設置。
水平と垂直が交差するラインが高級感のある和の雰囲気を醸し出します。
引戸 から各々の玄関に続く アプローチ は、
母屋の『和風』イメージ を壊さず、
且つ柔らかいイメージ にしたかったので、
和風の石 をR形状で貼りました。
解体前にあった立派な 斑入アオキ を 吊り引戸 の裏に移植し、
プラスG越しに見せる 緑のアクセント も作りました。
ガレージの土間コンクリートは
『石貼りアプローチ』と『幾何学的なデザインのMシェード』に負けない様、
グランドコンクリート アシュラスレート柄 で
グレイ色をベースに 派手目 に仕上げています。
石貼りアプローチ に近づく程に グランドコンクリート の色目も少しづつ薄くして・・・
『和』と『洋』がフュージョン した土間床は 違和感なく計算通りに完成しました。
敷地も広く高低差もあり、 将来的な事も考え、
一部 スロープ も造りました。自転車、バイク、車椅子 等にも対応できます。
お客様用のゲストガレージとガーデンを区切る
ブロック+目隠しフェンス。INOSの モダン塀、モダン扉 です。
ステンカラー色が圧迫感無く外部の視線を遮ってくれ、
セキュリティもOKです。シンプルisベスト!!
庭にはBBQや 多目的に使えるコモンスペース を造りました。
お子様が安心して遊べる フリースペース でもあります。
オリジナル人工芝ZEROターフ を敷き詰め、 メンテナンスフリー に。
長い長いベンチも造り、ご家族、お友達、ご親戚、ご近所さん等、沢山の方が集まっても大丈夫です。
隣地境界は ブロック+目隠しフェンス で
お互いの プライバシーを確保 しています。
コンクリートを打ち メンテナンスフリーな犬走り になりました。
『fusion exterior』~『和と洋を融合させたエクステリア』
違和感のない上質外空間 の完成です。
担当プランナー:松岡 博孝
【プランナーコメント】
T様は弊社ホームページをご覧頂き、ご連絡頂きました。『今、出ているプランはしっくりこないプランなんです。和+洋をエクステリアで考えてもらえませんか?』私の中でスイッチが入りました。
頭の中で何通りもプランを考えて・・デザインプランだけでなく、どのメーカーのどの商品を使うか?作品コンセプトに合う商品は?その商品がおさまるのか?色目?素材?コストパフォーマンス?家とのバランス?・・・
プランニングで一番楽しく、わくわく、ドキドキする時間です。各メーカーとの打ち合わせも同時進行で進めています。たどり着いたプランが・・・この作品です。
『fusion exterior』~『和と洋を融合させたエクステリア』
作図、見積書を作り・・さあ提出です。・・・T様に気に入って頂けました。その後、プランで多少の修正、変更はありましたが基本的には原形のプランのままです。
必死で考えたplanningと図面作成してくれた 設計パートナーの effort は 実り ました。
T様、有難うございます。気に入って頂いて良かったです。
次回は ライティングバージョン をアップします。
乞うご期待です。
HIROTAKA MATSUOKA
※エクステリア雑誌『かっこいい外構のみつけかた vol.8』掲載