蔵 リフォーム記事の一覧です
受け継がれるエクステリア ~ inherit exterior renovation
クローズ外構, リフォーム, 塀・フェンス, 車庫・カーポート, 門
エクステリア リフォーム, リフォーム, 大阪 エクステリア, 蔵 リフォーム, 豊中
阪神間 で人気のある 閑静な住宅地 で エクステリア総合リノベーション工事 が完成しました。
この地に100年から居住され続けておられる 由緒ある邸宅のお客様 です。
弊社ホームページ をご覧いただきご連絡を頂きました。
(ビフォー)
手前の赤い瓦屋根の平屋を解体しました。
奥の茶色と白の鉄板波板の建物は 築100年の『蔵』です。歴史的建造物です。
この蔵は残して、新たに ガレージ、駐輪場 を造る計画です。
(アフター)
お施主様はお父様で、休暇にはご家族(御親族様)皆様が集まられます。
お車の台数も多くなるので ガレージスペースの拡幅 がご希望でした。
詰めて駐車すれば5~6台は駐車可能です。
この広さ・・
このゆとり・・車社会の現代ではガレージスペースは必要条件ですね。
太陽エコブロック の 200グリッド という化粧ブロックで間仕切りを造り、
アルミフェンス はLIXIL フェンスAB YS3型 シャイングレー でまとめました。
COOLな外観 になり目立ち過ぎず、バランス もいい感じです。
ブロック塀の終わりには、自転車、バイクが出入りできる様に、
LIXILの アーキスライドE型 柿渋+シャイングレー色の MAX寸法タイプ の
スライドオープン扉を設置。 シャープで実用的になりました。
裏口用に新たに門柱も設置しました。
表札はシンプルに雰囲気に合わせて白大理石で。ポストは ZERO社の『FR』です。
一番下の 宅配ボックス はパナソニック社の コンボミドルタイプ、漆喰ホワイト を選択。
化粧ブロックの茶系色と相まって、ホワイトカラーがインパクト大 です。
簡単に出入り出来、閉塞感が無い様、シコク化成 の 伸縮門扉リフティングアコー を
門扉替わりに。
仕切りブロック塀のうらへの出入りは、アルミ門扉 08-16片開き を設置。
W寸法80cm、H寸法1.6mあり目隠しも出来、ストレスない大きさです。
外部からの目隠しをしつつ、大きな開口を実現しました。
駐輪場の屋根は3枚設置しています。
リフォーム工事なので、既存建物に高さを合わせないといけませんでした。
大きさ、高さ等、バラバラになりましたが、職人さんの技量で極力雨が入り込まないように、
カーポート屋根 (INOS タイラーとタイラーミニ) と
テラス屋根 (LIXIL スピーネF型 台形納まり) をラップさせて納めています。
屋根材はもちろん 熱線ポリカ材 クリアマット色 で、太陽光線からお車を守ってくれます。
新たに設置した 立水栓 ユニソン スプレ70です。
ウッドブラウン と ゴールド蛇口 が柔らかい安心感を演出。
(解体後) 蔵の側面部分
建物解体直後の『蔵』の側面。ブルーシートの部分は全て『土壁』です。
梅雨時期と工事が重なり、これ以上解体したら崩れそうだったので
急遽、計画変更しました。
土壁がむき出しで雨が降ったら崩れそうでした。太い角材(100mm角)を
縦、横に入れ 補強下地 を造り、合板を全面に貼りつけました。
とりあえずこれで雨が降っても大丈夫です。
合板下地に NST奥平 の 鉄製波板葺小波 を貼りました。
既存の鉄板波板と色目が合わず、色合わせで塗料を現場で 調合 し再塗装しました。
足元もコンクリートでかため、ぼろぼろになってた屋根部分も板金屋さんに張り替えてもらい
見違えるくらい綺麗になりました。
既存側溝の幅が広く、又、高さがまちまちで既製のグレーチングではおさまりません。
CP(チェッカープレート縞鋼板)を現場で3次元に熔接加工して納めました。
角度を合わせるのが大変でした。
当初の計画通りには行きませんでしたが、なんとか無事納まりました。
U様、いろいろとありがとうございました。
ご親族が集まられても 駐車、駐輪で困らないガレージスペース が完成して良かったです。
有難うございました。
担当プランナー:松岡 博孝
【プランナーコメント】
U様は弊社ホームページをご覧いただきご連絡頂きました。ちなみにご長男様でした。色々お話を伺い、ご自宅でお施主様のお父様のご意見もお聞きし、プランを提出。初回プランから大きな変更点も無くご契約となりました。工事時期が梅雨時期と重なり、計画通りに出来なく焦ってました。一番苦労したのは(本文にはかいてませんが)ガレージの掘削時、ユンボ(ショベルカー)が自重で埋まってしまう事でした。よくよく見たら、ガレージ部の土は『蔵』の土壁でした。ユンボ、ダンプは車両自体が重い為、柔らかい土壁では耐え切れず、乗せただけで沈んでしまいました。急遽25~30m3(ダンプ車で15台分です)程、土壁の土を搬出し、新しい土を持ってきてセメントを混ぜて改良しました。梅雨時期で雨と時間との闘いでした。又『蔵』の側面の工事も大変でした。当初はラスカットボードにモルタル仕上げの計画でしたが・・解体した状態で判断して、工事内容を変更しました。エクステリアの職人さんでは普段あまり扱わない木材で下地を組み、慣れない合板を貼りました。いわゆる大工仕事です。大工さんに依頼したかったのですが、タイミング的に合わず、外構の職人さんでおさめました。職人さんも成れない手つきでしていたのを思い出します。予定外の板金工事等全て計画通りではありませんでしたが、なんとか無事完成して良かったです。
歴史ある建物をリフォームするスリル、緊張感、難しさ又、瞬時の判断での計画変更の決断、スピードの大切さ等が重要なポイントだったと改めて実感しました。
完成後、ご長男様よりお電話を頂きました。
『梅雨時期でやりにくかったけど希望通りになりました。有難うございました』
ありがたいお言葉を頂きました。頑張って良かったです。
『歴史ある建造物を残していく大切さ』も学べさせて頂きました。
これからも末長くお付き合いの程よろしくお願いいたします。
有難うございました。
HIROTAKA MATSUOKA
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