今回は、広葉樹と針葉樹についてお話します。
樹木類は、葉の形状によって
広葉樹と針葉樹とに分けることができます!
広葉樹はその名のとおり、
カシ類やハナミズキのように
巾の広い葉の形状を持つ樹木類です。
ハナミズキ
広葉樹の中には、
シラカシ・ツバキ・キンモクセイのように
冬でも落葉しない常緑性のものと
シラカシ
ツバキ
キンモクセイ
コブシ・ハナミズキ・ナツツバキのように、
冬季は葉を落として越冬する落葉性のものもあります。
コブシ
ナツツバキ
常緑性の樹木類は常緑広葉樹とよばれ、
落葉性の樹木類は落葉広葉樹とよばれています。
これに対してマツやマキのように巾が細く、
針のような形状の葉をもつ樹木類を針葉樹といいます。
針葉樹はメタセコイアやカラマツのように、
一部落葉性の樹木類を含んでいますが、
エクステリアで利用する針葉樹の
ほとんどのものは常緑性の樹木類です。
メタセコイア
カラマツ
特にコニファーとよばれる
一群の樹木類の中の
ドワーフコニファーというグループがあり、
これは成長が遅く、
また葉も細かい矮性種(わいせいしゅ)の性質を有し、
樹形を維持しやすいため、
庭や玄関まわりでも使いやすいです。
ドワーフコニファー
針葉樹の多くは耐寒性が強く、
東北地方から北海道、
標高の高い高原などの寒冷地に分布し、
また植栽も行われます。
寒冷地では多くの常緑広葉樹は
生育することができないために、
冬季の緑は針葉樹によって確保されています。
広葉樹と針葉樹についてお話しましたが、
その中で最も私が好きなのは
常緑広葉樹のキンモクセイです。
キンモクセイの花の香りは、
甘めでしっかりとした強い香りですが、
花は小さくてその控えめなところが好きです。