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ガーデンセラピーvol.3 緑視率を高めてストレス物質減少

 

緑視率を高めてストレス物質を減らす

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ストレスと受けると、それを回復させるために「コルチゾール」というホルモン物質が分泌されます。コルチゾールが日常的かつ長期的に分泌されると、様々な影響が現れます。
イライラ、集中力低下、忘れっぽい、太りやすい、筋肉量低下、免疫力低下、不眠、高血圧、糖尿、鬱 etc…ぜひ避けたい症状ですね。そして近年の様々な機関の研究で、視界に植物があるとコルチゾールが減少するという結果が発表されています。

また、「怒り・敵意・緊張」が低下し、「活気」が上昇する結果も出ており、「静けさ」「安らぎ」「潤い」など人間の情緒を安定させる働きもあります。これは「人間には自然とつながりたいという本能的欲求がある」という性質と関係していると言われています。
では、視界にどれだけ植物があれば効果的なのか?というのが「緑視率」で表されています。(視界とは左右120°  前方5m程度)

 

 

自宅やオフィスでは10~13%が最適

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自宅やオフィスでの最適な緑視率は10~13%。

植物を見ると副交感神経が優位になり、リラックス状態が起こります。それによりオフィスでは直観力や創造力、集中力が高まって業務効率が上がり、おまけに機嫌よく働くことができるという仕組みです。

ちなみにこれ以上多くなると違和感や圧迫感を感じ逆効果になることもあります。また、左右対称の置き方や明るい葉色の植物のほうがより効果的な結果が出ています。

植物や自然光、水、木材などの自然要素を取り入れたオフィスで勤務している人と、そうでない人を比較したとき、前者のほうが生産性は6%、創造性には15%、幸福度は最大15%高いという結果が出ています。こうした自然を取り入れたデザイン手法を「バイオフィリック・デザイン」と言い、働く人の心身の健康や幸福度・生産性・創造性向上のため、既にGoogleやAmazonといった海外企業や東京都心部などのオフィスに取り入れられています。

 

 

こちらのお部屋は12%

 

卓上にひとつ観葉植物があるだけでも変わります。

 

庭では20~30%が最適

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庭では、約20%を超えると「緑が豊かだな」と感じ始め、気持ちよさや安らぎ、潤いなどを体感できるようになります。樹木や花などで20%という量にするには大変なので、芝生や下草などで多さを調整するのも良いでしょう。

こちらのお庭は25%

 

こちらのお庭は32

 

こちらのお庭は33

 

玄関や門まわりに植栽すると、家に出入りするたびに毎日変化する木々の様子が目に入り、無意識であっても精神的に癒しの効果が現れるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

植物を育てるのが苦手な方にはフェイクグリーン

忙しい方やお世話が難しい方でも、植物の癒しはあきらめなくて大丈夫。フェイクグリーンがおすすめです。本物より効果は少なくはなりますが、確かに効果はあります。

実は人間の脳は、目から入る「緑」や「自然の形」だけでも、ある程度リラックス反応を示すことがわかっています。これはバイオフィリア(自然嗜好)と呼ばれる本能的な性質によるもので、たとえそれが人工植物であっても、脳は“自然らしさ”を感じれば安心感や心地よさを覚えるのです。

フェイクグリーンは手入れ不要で常に美しい状態を保てるというメリットも。リアルな質感のものを選んで、木製の鉢や自然素材の雑貨と組み合わせれば、五感の中でも特に「視覚」に訴える癒しの空間が手に入ります。もちろん、本物の植物ならではの生理的効果までは再現できませんが、「植物がある空間=心が落ち着く」という脳の認識を活かせば、視覚的な植物だけでも十分に“癒しのインテリア”として機能してくれるのです。

 

緑視率計算アプリ

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スマホで撮影した写真で簡単に計算することができます。こちらから▶

「ファイルを選択」→「解析実行」ですぐに結果が表示されます。

 

 

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