STAY HOME でさらに注目される家庭菜園。
お庭で、ベランダで、キッチンで…小さな自給自足から始められます。
今や日本人の約半数が経験者であり、【節約】【安心・安全】【育てる喜び】【採れたての美味しさ】など、幅広い年代で各々の楽しみを見つけているようです。
ビギナーさん向き、大人気ハーブのバジル
育てるのも簡単で利用頻度も高く、数枚あるだけでアクセントになり、お料理の味をグンと上げてくれるバジル。
さらにはおいしいだけでなく、健康的な栄養素もたくさん含まれています。ベータカロテンやビタミンE、Cなどの成分により抗酸化作用効果,アンチエイジング効果などが期待されます。
日常的にバジルをお料理に使うようになると、もうなくてはならない必須食材になるかもしれません。
バジルを育てる環境
熱帯地域が原産のハーブなので、日当たりの良い場所なら室外、室内、ベランダとどこでも育ち、夏から秋にかけてぐんぐん生長します。
ただし真夏の直射日光が当たると葉焼けする恐れもあるので、場所を移動させましょう。
寒さにはとても弱く、室外では冬は枯れてしまうことがほとんどです。
冬は室内に移動させられるよう、プランターや鉢植え育成がおすすめです。
バジルの水やり
乾燥・暑さに弱いですが、いつも下まで土が湿っているような状態では根腐れもしやすくなります。水のやりすぎには注意し、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。
土と肥料
有機質の高い土を好みます。ガーデニング初心者の方などには、市販の【ハーブ用培養土】や【野菜の培養土】を用いると便利です。
複数株を植えるときは、成長した時を考えて15~20cmくらい間隔をあけて植えこみます。
育生期と収穫期には必ず肥料(緩効性の固形肥料か液肥など)を与えましょう。ぐんぐん育ちます。
「摘心」でたくさん収穫!
バジルを大きく生長させ、葉をたくさん育てるために重要な 摘心。バジルが20センチくらいの背丈に生長したら、一番上から3~4枚くらい葉がついている下の茎を切ります。するとそこの下のわき芽から左右に茎が二本伸び、茎が増えることで葉も増え、収穫量が多くなります。
摘心で切り取った芽でまた増やす!
バジルは生長旺盛です。根が出るまで乾燥さえさせなければ、株を増やすことは難しくありません。方法は二つあります。
1)挿し芽
カットした茎の葉を少なめに残し、そのまま土に挿します。直射日光の当たらない場所で乾燥させない程度に水やりをします。
2)挿し水
コップに水を入れてつけておくだけです。根が充分に伸びたら土に植え替えましょう。そのまま水耕栽培でも育ちます。
バジルの収穫
葉の収穫は、一枚ずつ摘むのではなく、摘心のやり方と同じように一番上から4~5枚まとめて茎ごとカットします。
するとそこがまた枝分かれして伸びてきます。収穫時は必ず追肥をしましょう。
収穫したバジルの保存方法は、洗わずに(傷つきやすいため)濡らしたキッチンペーパーにふんわりと挟んでタッパーなどに入れておくと1週間程度は鮮度をキープ出来ます。
バジルには花も咲きます。白やうす紫色のかわいらしい小花で、葉と同様に食べられます。花はそのうち種をつけますが、そうなるとバジルは枯れてしまうので、長く生長させたい場合は花を見つけたらすぐに収穫しましょう。
バジルの種類
バジルは約150品種ほどありますが、日本でよく出回っているのは10種類くらいです。
スイートバジル
日本で一般的にバジルというとこの品種でしょう。イタリアンなどの料理によく使われています。
レモンバジル
スイートバジルよりも葉が小さく、ほのかに柑橘系の香りもします。
ブッシュバジル
最近レストランなどで人気の品種。葉の大きさが1センチほどの小ぶりなバジルですが、香りの強さはスイートバジル以上。小さいので刻まずそのままお料理に使えるのも魅力です。鉢植えでこんもり丸形にかわいく育ちます。
ホーリーバジル
タイ料理ではこのハーブが一般的に使われています。スイートバジルよりも香りが強く、加熱すると独特のスパイシーな風味もあり、アジア・エスニック料理などにぴったりです。
ホーリーバジルはメディカルハーブとしても注目されており、インドのアーユルベーダでは「不老不死の霊薬」として重宝されています。
【ホーリーバジルの主成分から期待される効果】
・抗酸化作用によるアンチエイジング
・高い抗菌作用
・新陳代謝を促進し肝機能UP
・血液循環をよくして冷え改善
・香り成分によるリラックス効果,ストレス軽減
バジルを使った料理
イタリアンをはじめ、エスニック料理やアジア料理と相性抜群です。
また、サラダやチャーハン、グラタンなど色々試して自分の好きな食べ方を発見するのも楽しいですね。
バジルと猫
バジルをキッチンで育てたい人も多いと思います。しかし猫がいるご家庭では「猫がバジルを食べてしまっても大丈夫?」と心配になります。
猫にとって有毒になる植物はたくさんありますが、バジルは猫にとって無害、食べても大丈夫です。ただしハーブ類は猫にとっては香りもきつく消化も良くないので、積極的に与えることは避けましょう。
弊社で施工した家庭菜園スペースの一例です。
レンガで囲った花壇タイプ
玄関先のコーナータイプ
こちらのお宅では、当初ネット囲いだけで野菜などを育てていましたが、近隣の猫ちゃん達の訪問に悩まされ、4方をしっかり囲むフェンスを増設しました。
少し屈んでの作業になりますが、これでトマトもイチゴも衛生的に守られ安心です!
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