好評お庭とエクステリアのアドバイスフェア実施中

フジ・エクステリア

第26話「ペットと暮らす庭」

設計部のスガノです。今回はペットと暮らすお庭のお話です。散歩以外の時間も、外で安心して遊べるスペースがあると愛犬も喜んでくれますよね。

 

 

囲い・フェンス


囲いだけでも考慮するポイントが沢山あります。まずジャンプ力があるので、飛び越えない高い囲い が必要です。個体差がありますが犬の高跳びの世界記録が1.73mだそうなので、大型犬なら1.8m位 あれば安心です小型犬・中型犬ならもう少し低くて大丈夫ですが、なるべく高い方が安心ですね。

またフェンスの下に穴を掘って逃走することもあるので、フェンスの真下は土では無くブロック等掘れない様にする必要があります。神経質な犬の場合は、外が見えない目隠しタイプにしてあげると良いそうです。

形状は格子状など足の掛けやすいものよりは、縦格子などの足の掛けられないものが無難です。また近くに踏み台になるものがあると登って脱走することもあるので置かないようにしましょう。

 

 

舗装の方法はたくさんありますが、なるべく安全に体に負担がかからない仕様にしてあげたいですね。それぞれメリット・デメリットがあるのでご紹介させて頂きます。

 

天然芝


ワンちゃん達が遊ぶのに最も適しているのが、天然芝です。柔らかいので肉球にも優しくケガの心配もありません。土と草の感触を感じて走ることに気持ち良さを感じるのは、人間も動物も同じでしょう。

夏は温度があがりにくく、冬は冷えすぎず過ごしやすく、思いきり走ることが出来ます。芝生の種類がたくさんあるので、強くて回復力の高い品種を選ぶ必要があります。初期費用は抑える事はできますが、芝刈りや草引き、水やりなどの管理に時間と費用もかけて維持していく必要があります。

 

人工芝


クッション性があるので足腰にかかる負担を抑えてくれます。葉が長いものだとよりクッション性が高くなります。土の面が無くなり草が生えないのでワンちゃんの毛に草がついたり、虫の発生もほとんどないので衛生的です。土も付かないので汚れにくく室内に入るときのお手入れも楽ちんです。

デメリットとしては初期費用がかかる事と、熱くなりやすいので夏は散水や涼しい時間に出してあげるなど気を付けてあげる必要があります。

 

ウッドデッキ


リビングの窓に設置すればそのまま外に出れ、土がつかないので汚れずに遊ぶことが出来ます。ウッドデッキの素材には天然木と人工木があります。天然木のウッドデッキは、木の温かさと優しい雰囲気あり、やはり格別です。しかし自然素材の為、色褪せ・腐れ・ささくれ・反り等の経年劣化の短所も理解する必要があります。最近は天然木の短所を最小限に抑え、屋外使用での耐候性を高める加工を施したり、「防腐・防蟻 10年保証」のあるマクセラムデッキなどもあります。

人工木のウッドデッキは、濃い色の方が熱を吸収しやすく白に近いほど熱の吸収を抑制するという特徴があります。しかしやはり夏場は暑くなるので、日よけシェードやオーニングなどで日陰を作ったり、水まきするなどの対策が必要になります。しかし濃い色は冬場に日光を吸収して暖かく過ごせるメリットもあります。メンテナンスも不要で汚れたときのお手入れも簡単なので楽ちんですね。こちらも表面がザラザラしている滑りにくいものを選びましょう。

 

土間コンクリート・スタンプコンクリート


クッション性がないので足腰に良くありません。また夏は暑く冬は冷たく雨で滑りやすくなることもあるので、ワンちゃん達にとっては居心地のいい場所では無いといえます。ただ、夏でも日陰の部分は高温にならないので、部分的に作ってあげると涼むスペースとして活用できます。平らなのでお水も置きやすく濡れても大丈夫です。

 

タイル・石貼り


タイルや石貼り舗装は固い素材の為、あまり適していません。また滑りやすいのでもし使うとしたら滑り止めのもので表面がザラザラしたものが適しています。使うとしたら走るスペースは避け部分的に使用するようにしましょう。

 

お庭の舗装の種類はたくさんありますが、全て同じ素材にするよりは芝生とインターロッキングや、部分的にコンクリートを使うなど必要に応じて素材を変えると、人もワンちゃんも快適に過ごしやすいお庭になります。

あとはテラスや日よけシェード、オーニングなどを設置し、日陰をつくってあげるとよりお庭時間を楽しんで頂けると思います。

 

 

ご相談はお気軽にご連絡ください

フリーダイヤル:0120-31-4128

メールフォームはこちら